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QICファイルを諦めないたったひとつの冴えたやりかた

.qicファイルをXPやVistaで復元するには

 Windows XPの発売から足かけ9年、皆様におかれましては快適なXP/Vista生活をお送りのことと思います。中にはちっとも快適ではなく、「なんだよこのOS、.qicファイルの復元ができねえよどうしてくれんだよオォォ!」とお悩みの方が全国に100人くらいはいるかもしれません。今日はそんな方のためのエントリ。すごく需要が少なそうで、書いててわくわくしてきます。

 .qicファイルとは何ぞや、という方も多いと思うので説明しておきますと、Windows 95からmeまでのOSに搭載されていたMicrosoft Backupというユーティリティが生成するバックアップファイルのこと。.lzhや.zip形式の圧縮ソフトをわざわざインストールするまでもなく標準搭載のソフトでバックアップできるとあって、この形式でデータのバックアップを取っていた方も多いかも知れません。ところが2001年に登場した一般家庭向けOS、Windows XPには、何とMicrosoft Backupが付属していなかったのです。何も知らずにXPに乗り換えて昔のPCを処分してしまった人は、大切なバックアップデータが復元できないという悪夢に襲われてしまいました。(画像はWindows Vistaで見た.qicファイル。真っ白なアイコンが悲しい)
 Windows標準付属のファイル形式なんだったら、どうせその辺のフリーソフトとかで復元できるんじゃないの、と思いがちですが、事態はそんなに甘くはありません。日本語圏の質問掲示板はどこを覗いても、XPやVistaでの復元は「できません」の一点張り。わざわざ98やmeなどの環境を用意して復元するしか手はないとのこと。しかしここまでWindows XPが普及してしまった今、そんなレガシーな環境を見つけることはなかなか簡単なことではありません。いったいどうしろというんでしょうね。
 さきほど「日本語圏の質問掲示板は」と書きましたが、では英語圏ではどうなのかというと、これがまったく具合が違います。どの掲示板でも口を揃えてある解決策を提示してくれます。ジョンさん曰く「Backup MyPCを買え」だそうで、なにやらこのソフトを使えばXPやVistaでもゴキゲンに.qicファイルを復元できるとか。とはいえたいしたバックアップファイルでもない場合、そんなものの復元にお金を払うのはいやだという方も多いでしょう。ことこのソフトは海外製、海の向こうの何だかよく分からない人たちと取引をするのは不安というものです。しかしご安心、このソフトにはご親切に体験版が存在します。ではその体験版とやらをダウンロードすれば話はまるっと解決ですね。よかったよかった。では早速その体験版の使い方などをゆるふわと。

Backup MyPCを使ってみる。

 体験版は以下のページでダウンロードできます。
http://www.pcworld.com/downloads/file/fid,20840-order,4/reviews.html
 「Download Now」と書かれたボタンをクリック。そのうちダウンロードされると思います。気長に待ちましょう。なお、この体験版は30日間のみの使用しかできません。
 ダウンロードできたらいざインストール。途中、規約文みたいなものが表示されると思いますので、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れて次へ。あとは適当にぽちぽちやっていれば大丈夫です。
 インストールが完了したら、特に設定していない限りスタートメニューからSTOMPフォルダを開けば、Backup MyPCフォルダがあるはずです。その中のBackup MyPCというファイルをクリック。するとさっそく「勘違いすんなや、これは体験版やで」とお知らせしてくれますので、「Continue with evaluation」をクリックして事なきを得ましょう。その後も何だかいろいろと聞かれるかも知れませんが、「Cancel」とか「Skip」とかを選んで無視を決め込んでください。そのうちメインウィンドウが表示されるはずです。

 右画像のような画面が表示されたら、まずはツールバーの下のタブを「Restore」にあわせます。そしてメニューバーの「View」から「from Device」を選んでください。すると「おう、復元したいファイルを選べや」とウィンドウが開きますので、「Browse」ボタンをクリックしてお好きな.qicファイルを選びましょう。設定が終わったらメインウィンドウに戻り、今度は画面中段の「What to restore」という欄を見ます。左側にフォルダとファイルのアイコンが表示されている部分です。その右に何だかよく分からないリストが表示されていると思いますので、とりあえず一番上の階層のチェックボックスにチェックを入れます。最後に画面下段、「Where to restore」という欄のメニューボックスから「Alternate Location」を選び、復元先を指定してください。
 すべて完了したら画面右上の「Start」をドキドキしながらクリック。10年近く眠っていたバックアップファイルをついに復元することができます。途中またしても何かいろいろ聞いてきますが、すべて「OK」で難を逃れましょう。しばらくすれば、復元が終わっているはずです。よかったですね。

補足

 今回使用したソフトは大変昔のもので、体験版がいつリンク切れになってもおかしくありません。*1もしこの記事からのリンクが切れていた場合、googleなどの検索エンジンで「Backup MyPC trial」などで検索しましょう。なお、その際「ウェブ全体から検索」にチェックを入れることを忘れずに。そうしないと英語圏のサイトは除外されてしまいます。
 また、今回使用した体験版のバージョンは4.81です。この記事を作成するにあたり発見できた体験版のバージョンは6.0と4.81の2つでした。うち、6.0に関してはVistaでのインストールが不可能になっています。もし上述の方法で体験版を探すのであれば、6.0に引っかからないことを祈りましょう。ちなみに、発売元のサイトによれば、このソフトの最新版は7.0で、めでたくVistaにも対応しているそうです。
 最後に、日本でも同名のソフトがイージーシステムズやインターチャネルなどから発売されていました。イージーシステムズから出ていたBackup MyPC 4.8については、ASCII 24のレビュー記事中のサムネイル画像から同一ソフトだろうと判断できますが、インターチャネルから出ていた6.0については、今回使ったものと同一のソフトか確認ができていません。同一だとは思いますけど。また、両ソフトともに同一だったとしても、.qicファイルの復元機能が残っているかどうかは分かりません。残っているとは思いますけど。念のため。

Backup MyPC Deluxe version 6

Backup MyPC Deluxe version 6

*1:実際、記事作成時点で既にいくつかのサイトでは404エラーが。