ふぁぼ死の概観とクライアント作者へのごく個人的な提案(追記あり)

ふぁぼ死んじゃった

 どうも最近、ちまたでは「ふぁぼ死」というものが流行っているようです。なんでもふぁぼりの数がだいたい11万を超えた頃にアカウントが死んでしまう*1ということだそうで。こわいですね。
 原因については、@myu65が示唆的な発言*2をしています。

ふぁぼ死はなんとなくアカウントに関するデータ配列がふぁぼが想定以上に多すぎて他の領域にまでくいこんでて壊れてるんじゃないかと思ってる。1FFFFが20000になった感じ。で、m.twitterだと別の部分つかってるから見える

http://favotter.matope.com/status.php?id=5717316916

2^13が13万くらいだし結構くさいと思ってる

http://favotter.matope.com/status.php?id=5717350092

 現在までTwitterの運営から公式なコメントが出ていないため、はっきりとした原因や対策法は分からないままですが、@katoyuuを皮切りに@yamifuu、@ta_boP、@Wing_of_Blood、@shy_azusa、@myu65、@barekichi、@maybowjing、@fune、@kegelstattなどがふぁぼ死により新しいアカウントへの移行を余儀なくされているほか、条件が条件だけに今後も被害が拡大しそうです。こわいですね。

思いつく対策

 対策として、まず最初に思いつくのが「ふぁぼを削除する」ことでしょう。どうせ自分が何をふぁぼったかなんてマトペさんのサーバーが全部覚えていてくれます。ならクロールが終わった分からどんどん削除していけば問題ないじゃない、と。
 しかし問題はそう簡単ではないかもしれません。実際に自分のふぁぼりを100ほど削除してみたのですが、残念なことに削除前と削除後でふぁぼり総数*3に変化はありませんでした。先述の@myu65の発言が正しいとすれば、問題はふぁぼった発言のリストが膨張しすぎていることにあると思われるので、総数の値が変化していなくてもリストから削除されていれば、ふぁぼ死を避ける効果はあるということになります。しかし、総数に変化がない以上、これで大丈夫と安心するのも難しいでしょう。
 また、実験の際には3200件以上前のふぁぼりについては「ふぁぼっていない」*4ことになっていました。こうなるとひょっとしたら単純にリストがどうのという問題ではない可能性もでてきます。やはり単純に削除するだけで効果があるとは言いがたいのでしょうか。

Twitterクライアントへの提案

 ここで話が飛ぶのですが、Twitterクライアントに「複数アカウントの使い分け」への対応を提案します。簡単にいうと「僕の考えたTwitterクライアント」。
 ふぁぼ死の特徴として、「TLは取得できないが発言自体は可能」というものが挙げられます*5。つまり、他の人がどんな発言をしてるかは見えないけど、つぶやくこと自体はできるのです。だったら他の人がどんな発言をしてるかだけは別のアカウントで取得したらいいじゃない、と。
 具体的に説明すると、例えば@m_sobaというアカウントがふぁぼ死にあって「発言だけ」しかできなくなり、仕方なく新しいアカウント@dom_sobaを取得したとします。しかし今までの発言と新しいアカウントの発言の間に断絶ができるのは嫌ですし、今までのアカウントで発言を続けていきたいというのが人情というものです。そうでもないか。まあいいや。そう仮定して話を進めます。百歩譲ってください。
 そこで、「発言」自体は@m_sobaで続けながらも、TLの取得やふぁぼりなどは新しい@dom_sobaで行うようにするのです*6。これなら面倒な新アカウントのアナウンスなども必要ありませんし、発言のログも分散されずに済むのでいい感じです。ふぁぼられ数や発言数などに特別な意味を見いだしている人にとっても、それらの数がリセットされることがなくなるのでみんな幸せ。
 TweenとかP3とかTwitとか、Twitterクライアントの作者の方々、どうですかね。ダメですかね。
 ただ、ふぁぼりについては「ふぁぼったーで@dom_sobaのアイコンをクリックしても@m_sobaのふぁぼられに飛ばない」という問題点があります。そんなに問題でもないような気もしますが、パッと思いついた解決策を一応。名前に@\w**7が含まれる場合、ふぁぼったーがページの先頭に「もしかして:@\w*」と表示してくれる機能とかがついたら解決しますよね。@dom_sobaの名前に「本アカウントは@m_soba」などと明記しておけば、ふぁぼったーで@dom_sobaのふぁぼられを見に行ったときに「@m_sobaじゃないッすか?」とか聞いてきてくれるの。ニコニコ動画で「もしかして:sm0948623」みたいな機能がありますが、あんな感じです。
 とはいえ、マトペさんにわざわざそんなめんどくさそうな機能を求めるのもどうかと思います。ふぁぼしすぎは自己責任でもあるんですし、それくらいは我慢すればいい気も。
 (09.12.14追記:よく考えると、この方法ではリプライの取得ができません。先ほどの例でいえば、@dom_sobaで@m_sobaをfollowし、@m_sobaへのリプライをreplyタブに振り分けるように設定すれば、もともとfollowしている人からのリプライは読むことができますが、followしていない人からのリプライは諦めるしかないようです。)

FAQ

 最後に、予想される反応についてとか。

「ふぁぼ死したから複数アカウントだなんて、Twitterのサーバーリソースのことも考えろ」
おっしゃるとおりだと思います。規制された場合のサブアカウント問題でも同じような論調が見られますし、基本的に僕もそうなんじゃないかな、と思ったりはしています。ただまあ、最初から「一時間にこれだけより多くpostしたら規制するよ!」と明言していた規制と異なり、今回のふぁぼ死問題は完全に後出しじゃんけん、というか運営側の不備です。確かに11万ふぁぼは冷静に考えると尋常じゃない気もしますが、今後3年、5年のスパンで運営していこうとすると確実に頭をもたげてくる問題です。それなのにいまだに公式なコメントが出ていない以上、ユーザー側で対応策を打ち出すのもありなんじゃないかなあ、などと。
「ふぁぼ死するのはヘビーユーザーだけなんだから、サーバーに迷惑をかけたということですこしくらい自重すればいいよ」
一理ありますが、一番サービスを活用しているヘビーユーザーに不自由を強いるのは、サービスの運営としてどうなのかなと思います。それに先にも書いたとおり、3年後、5年後には必ずしもヘビーユーザーだけの問題ではなくなるはずです。もしTwitterがその時まで対策をしないとすれば、ユーザー側での対応策は早いうちに確立した方がいいんじゃないかなあ、と。Twitterが対応してくれるのであれば新しいアカウントは削除すれば済むことですし。
「でも複数アカウントでサーバーに負担をかけること自体への弁護にはなってないよね」
ですよねー。これよりいい対応策があればもちろんそちらでいくべきだと思います。僕にはこれが精一杯、という。
「長い」
すまん。

案の定既にちゃんとまとめられていた(09.12.14追記)

 調べたら、ふぁぼ死についてきれいにまとめているページがあったので紹介しておきます。
ふぁぼ死から生還したあるTwitterアカウントの顛末 - 戯れ言
 やはり原因はふぁぼり超過のようですが、現状では運営側に対して個別に対応を求めるほかないようです。まあ、ある程度原因がはっきりしたので、万が一ふぁぼ死した際は先述のWebサイトアドレスと一緒に「@katoyuuと同じ事例だと思う。とりあえず一度favoriteを全削除してみて欲しい」とはっきり要求すれば、ある程度迅速に対応されるんじゃないかな、という気がします。
 ただし、完全に対症療法なので、いったん死んでしまうと少なくとも一週間は不便な日々が続くでしょう。重度のついったー厨としては、どうするべきか悩みどころですね。

フェイバリット英和辞典

フェイバリット英和辞典

*1:完全に動かなくなるというわけではなく、post自体はできるようです。ただし、TLが取得できないため延々壁に向かってつぶやき続けるということに

*2:皮肉にも、発言から一ヶ月と立たないうちにご本人がふぁぼ死してしまったようです。新アカウントは2009年12月13日現在で@myu65_laurant

*3:API(show)を使用してfavourites_countの値の増減を確認

*4:当該postのパーマリンクをたどっても、星が点灯していない状態。API(statuses/show)で確認してもfavoritedの値がfalseとなっている

*5:このため新アカウントのアナウンスが可能で、比較的穏やかに移行ができた

*6:返信についてもin_reply_toをクライアント側で付与するようにすれば、@m_sobaからでも可能になるはずです

*7:@のあとに半角英数字か下線