2008冬コミ

 今さら去年のことについて書くのもどうかと思うのですが、冬コミに行ってきました。今回はSF研がサークル抽選に漏れてしまったため、一般での参加です。スケジュールの調整が間に合わず、残念ながら2日目からの参加となってしまいましたが、そんなのお構いなしで買いまくる買いまくる。鞄が重くなる重くなる。で、こんな感じです。

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『レクチュール 知的興奮の誘い』

 予備校講師が国立大学の入試問題文章を引きながら、読書と思索の基本的な姿勢について熱っぽく講義してくれる。読書論という体裁をとっているが、実際には読書だけにとどまらない、広範な「思索指南書」だろう。
 読書をしたり、考え事をしたり、その中で純粋に抽象的一般的な思考を、あなたはどのくらいできているだろうか。どこか具体性、特殊性といったものが混ざってしまっているのではないだろうか。もちろんそういったことを悪いと断じるつもりなどさらさらない。ただ、完全に捨象されきった、全くの空論というものは、やってみると分かるだろうが非常に楽しい。その楽しさを味わうための方法論が、この本にはあるのだ。メタレベルでの議論や目的の目的化など、抽象思考には欠かせない概念について、入試問題文や古今東西の名文を解説しながら興奮気味に語ってくれる。何に興奮しているかと言えばもちろん、その知的さに興奮しているのだ。例えば込み入った学術書までは行かなくとも、選書や新書、学術文庫などにおいて、読んでいてある一文にはたと開眼させられたことはないだろうか。頭の上に感嘆符なり豆電球なりが飛び出るといった類の体験だ。筆者はそれを「知的興奮」と呼んでいる。本書は、知的興奮を何よりの楽しみとしている筆者が、いまだその境地に至っていない読者を――興奮のあまり半ば強引にではあるが――導く授業なのだ。

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はじまり

びびび新書発刊に際して

 Webサイトを運営し始めてはや9年、びびび文庫に名を改めてからは4年の歳月が過ぎました。びびび文庫の4周年にあたる今日、何か大きなことをしでかそうと思っていたところ、ほとんど使われずくすぶっているはてなアカウントがあったので、これを使って新たに別館を立ち上げてみようとか、そういうアレです。せっかくだからの精神を忘れずに、インターネットという情報の奔流の中にあって需要の少なそうな記事ばかりを狙いすましたかのように更新する、超ニッチ産業としてやっていけたらと思います。この文章、最初は名だたる文庫とか新書とかの「発刊に際して」みたいな巻末の文章みたいに、いいこと書いてやろうと思ってたんだけどなあ。

方針

 基本的には本や漫画、アニメやゲームなど、折に触れて体験したものの感想などを中心に書いていくつもり。ただ、予定は未定なので何とも言えない。確実な方針としては、びびび文庫に書けることはびびび文庫に、ということくらいか。