良いキーボードは心を豊かにする

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REALFORCEを買いましたよ。

 長年の懸案であったキーボード買い換え問題にようやく終止符を打つことができました。とても良いことですね。高級キーボードとして名高いREALFORCEを買い、その打鍵感のよさにビビり散らかしています。本当に買い換えることができてよかった。

 キーボードくらいいつでも買い換えできるでしょ、とお感じのことと思いますが、なかなかそうもいかなかったんですよね。僕はもともとMicrosoftのSideWinder X6というキーボードを使っていたんですが、このキーボード、テンキー部分を取り外せて、それどころか左側にくっつけることができるんです。で、テンキー部分はテンキーとしてだけでなく、好きな機能を割り付けて使うことができるんですよ。マクロキーボードってやつですね。

 マクロキーがついたキーボードはLogicoolとかもいくつか出していますが、どれもキー数は4とか6とかと控えめ。そこにきてSideWinder X6はテンキー含め24個もマクロキーがある。それをフル活用しちゃっていたもんだから、そんじょそこらのゲーミングキーボードにはとてもじゃないけど乗り換えなんてできないんですよ。

 かといってSideWinder X6と心中することもできません。テンキーを左側に移動できて、挙げ句マクロキーとして使えるなどという狂った製品が広く受け入れられるわけもなく、とっくのとうに廃盤になってしまっているんですよね。SideWinder X6を買ったのは2010年のことなので、もう10年以上使ったことになるんですが、さすがにそのレベルの年季となるといつ壊れてもおかしくありません。壊れたが最後、今までマクロキーに頼り切っていたあらゆることを手動でやらなければならなくなるのだ……。

 そんな感じで、壊れませんように、壊れませんようにと念じながら10年選手のキーボードを使い続けてきたわけですが、時代は進むものです。以前の日記で触れたとおり、Stream Deck XLという最高にゴキゲンな機械がいつの間にか登場していました。これまでもヨドバシカメラ京都店に行く度にキーボードコーナーを回って、SideWinder X6の代わりになるような機械がないかを探してはいたんですが、とうとうそんなものは見つからなかった[1]より正確を期すと、ASUSとTesoroがそれぞれテンキー着脱&マクロ割付可のキーボードを出してはいたんですが、前者は英語配列、後者はバカ高いとあって買うには至りませんでした。ので、サイバーマンデーでStream Deck XLを見つけた時はめちゃくちゃビックリしました。ヨドバシカメラ京都店にあるものがすべてだと思っちゃいけないですね……。梅田店にはあったらしい。都会に住みてえ……[2]京都は都会です。

 というわけでStream Deckを買って、これでやっとSideWinder X6くんを笑顔で見送れるようになりました。もうキーボード自体にマクロキーは必要ないわけだし、とにかく打ち込みやすい、小説を書くのに持ってこいなキーボードを買おう、ということでREALFORCEデビューです。10年という長い役目を終えたSideWinder X6くん、きれいにクリーニングしてあげなきゃね。今までありがとう。

脚注

脚注
1 より正確を期すと、ASUSとTesoroがそれぞれテンキー着脱&マクロ割付可のキーボードを出してはいたんですが、前者は英語配列、後者はバカ高いとあって買うには至りませんでした。
2 京都は都会です。